キャリア形成はゴール設定から

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最近労働問題を論じるシンポジウム等の場面で社員のキャリア形成を図
 るという観点から討論を行っている映像を目にします。論壇には基調講演
 を行った大学教授と労働問題を扱う研究機関の研究員や社会保険労務士が
 出演していますが,議論を聴いていて民間企業での実務経験が少ないこれ
らの専門家の議論がどうも腹落ちしないと感じるのは筆者だけでしょうか。
 そもそもキャリアは,実務経験を通して身につくものです。企業は経営
計画を達成し利益を上げるために組織構成員である従業員に対して業務の
生産性を高め利益を増大させるための改善・改革を要求します。対して,
従業員が担当業務を行う場合,より効率的な方法で行おうとすることは意
識をしなければできることではありません。
ここに企業が評価制度の評価要素に目標管理制度を導入する理由があり
ます。担当業務を頑張って行っている人とただ業務を終わらせることだけ
を考えて行っている人がいると仮定すると,どちらが会社の業績向上に貢
献しているかといえば,当然業務を遂行することにより1円でも多くの利
益を生み出そうと努力している人が会社に対する貢献度も高く,努力が自
分の成長にプラスになっているともいえます。
  今自分が担当している仕事を淡々とこなしているだけでは達成感も満足
感も得られません。努力してレベルが1つ上の仕事をやり遂げることがで
きた時に初めて達成感や満足感が生まれるのです。そのためには,目標,
つまりゴールセッティング(目標設定)が重要です。人生は気がついたと
きが最短の時期といえます。最終目標を設定し,その目標を達成すること
で能力もモチベーションも高まります。
  その意味で,目標のない人生は空虚なものになります。「会社のため」と
考えずに自分の成長と生きがい,やりがいのために目標を設定すると考え
て自分のキャリアを磨き続けることをお勧めします。

株式会社comodo
特別顧問 永島清敬

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