評価者の陥りやすい落とし穴「中心化傾向 」

人事制度

「僕の部下の仕事ぶりは良くも悪くもないから優劣つけがたいよ」という管理職がいます。部下の良し悪しは日常の思考と行動によってある程度の判断はつきますが,公平性・公正性の観点からいえば,客観的事実に基づいて評価を行わなければ説得力がありません。むしろ,こういう上司に限って心の中では,「誰かに悪い評価をつけるとその部下から突き上げを食らうからみんなB評価にすれば問題が起きないだろう」などと考えるものです。また,高い評価をつけることが部下から嫌われない条件と思っている傾向があります。評価は事実に基づいて公正に行うことが部下からの信頼を得る秘訣です。

たとえ悪い評価をつけなくてはならないような場合でも,上司が評価の具体的根拠を示した上で,いい評価をとるには現在の課題にどのように取り組めばよいのかなど評価者が部下にきちんと説明すればその部下は納得するし,人材育成上もいい効果が得られるものです。

株式会社comodo
特別顧問 永島清敬

人事制度に関するご相談はお気軽に
石垣敦章 080-3574-4261