「相手を理解すること」の意味

人材育成ブログ

 職場のトラブルで多いのが上司と部下のコミュニケーション不足による誤解から人間関係が悪化するケースです。
 コロナ禍でテレワークが多くなり今後ますます職場の上下関係がぎくしゃくすることが想定されます。そうならないように本号ではコミュニケーションの基本である「相手を理解すること」について解説したいと思います。
 まず,相手を理解するために必要なことは相手の話に耳を傾けて聴くことです。このことを心理学では「傾聴」といいます。「聴」の字は,「耳編に14回心の耳できく」と書きます。つまり,それだけ相手の話を主観を入れずに丁寧に聴くということです。
そうすることによって相手のメッセージの真意を理解し,初めて自分の意見や気持ちを伝えることができるようになります。これがコミュニケーションの基本です。自分と相手とのメッセージの相互循環連続的プロセスだからです。これに対して,相手の話を上の空で聞いている人を見かけます。これでは相
手の言おうとしていることがわからないだけでなく,わからないまま自分の意見を相手に押しつけることになるため誤解が生まれます。
 一方,会話や講演などの聴講で,相手の話を一言も漏らさずに口述速記のように書き留めている人を見かけますが,こういう人に限って後からメモを読んでも何のことだかさっぱりわからなかったりするものです。話の内容を理解しないでただ記録しているとそうなります。要は「何の話をしていたのか?」がわかればいいだけです。それには集中力と要約力が必要です。
 つまり,相手の話の真意を聴いて受容し共感することが,コミュニケーションの必要条件になるということなのです。

株式会社comodo
特別顧問 永島清敬

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