スマホやAIの進化とスマホ脳による退化

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 2007年にi-phoneが日本に上陸してからわずか15年で日本人
の生活スタイルが大きく変化しました。多くのビジネスマンは朝から
ら夜遅くまでスマホに釘づけ状態になっているようです。
『スマホ脳』の著者として世界的に有名になったスウェーデンの精
神科医アンディッシュ・ハンセン氏によると,「現在大人は1日に4時
間をスマホに費やしている」といい,「私たちは朝起きてまずやるのは
スマホに手を伸ばすこと。1日の最後にやるのはスマホをベット脇の
テーブルに置くこと。私たちは1日に2,600回以上スマホを触り,
平均して10分に1度スマホを手に取っている」と述べています。
 つまり,人間の脳はスマホに支配され,必要とされる睡眠時間を削っ
てまでスマホに熱中するがあまりうつ病を発症する危険があると警告し
ています。
 確かに,世の中にスマホが登場するまではこれほど多くの人が長期間
何かに夢中になることはなかったかもしれません。スマホの普及によっ
てLINEやSNSが飛躍的に発達し,そのことが友達の輪を広げ,世の
中が便利になったことは否定できません。
 しかし,その反面さまざまな不都合も同時進行していることに気づか
なければいけません。1日の生活で片時もスマホから目をそらさない習
慣は多くの危険をはらんでいます。
 街中で起きるリスクが高い交通事故,駅や階段での踏み外しや転落事
故,スマホを見ながら片手運転する自転車事故など物理的な事故の危険
はいつ起きるかわかりません。
そしてそれ以上に深刻なリスクは,スマホに頼る習慣が身についてし
まい,自分の頭で物を考える習慣がなくなる危険です。人間の脳は一生
かかっても10%程度しか使われていないといわれますが,それでもい
つも物事を考えて結論を出す人と,前例や他人の出した答えをそのまま
パクッて自分の答えとしている人とでは脳細胞の使用面積は大きく違い
ます。
 物事を自分の頭で考えて判断して初めてやりがいや生きがいが生まれ
るものです。他人の考えを踏襲しパクって人生を送ることは充実した人
生といえるでしょうか。
この意味からのスマホと向き合う時間を減らして自分の頭脳で考えて
行動する習慣を取り戻すことが今必要とされていることではないでしょ
うか。

株式会社comodo
特別顧問 永島清敬

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