ビジョンとKPIの繋がりを解説

ビジョンとKPIの繋がり

ビジョンとKPIは、企業が目指すべきゴールとその達成度を評価するための重要な要素です。

いずれも近い位置にありながら、それぞれを繋げるという考え方をする企業は少ない傾向にあります。

そこで、本記事では、ビジョンとKPIの繋がりや事例について解説します。

本記事を参考に、改めてビジョンやKPIの見直し、活用方法などを検討してみてください。

目次

ビジョンとKPIはどのように繋がるのか?

ビジョンとKPIはどのように繋がるのか?

ビジョンは企業が長期間にわたり目指す方向性や目標を示すものです。

一方でKPI(キー・パフォーマンス・インディケータ)は、そのビジョンを達成するために必要な具体的な指標です。

ビジョンとKPIの繋がりは、企業の戦略を明確にし、具体的な行動計画に落とし込むために重要なのです。

この繋がりが強いほど、組織全体が一体となり、目標に向かって効率的に進むことができます。

ビジョンからKPIへの変換

ビジョンとKPIを繋げるためには、両者とも明確に定義する必要があります。

まず、ビジョンを明確にします。

そして、そのビジョンを達成するために必要な目標を設定します。

次に、具体的なKPIを定義し、これらを測定する方法を決定します。

具体的なKPIを定義する際に重要なのは、数値化できる指標を選ぶことです。

また、定期的にKPIの進捗を確認し、必要に応じて調整を行ってください。

これにより、組織全体がビジョンに向かって効率的に動けるようになります。

ビジョンとKPIを用いた企業戦略の立案方法

ビジョンとKPIを用いた企業戦略の立案方法

企業戦略を成功させるためには、ビジョンと具体的なKPIを設定しましょう。

ビジョンは企業の方向性を示し、目指すべき未来を描きます。

KPIはその目標に向けた進捗を測るための指標であり、日常業務と戦略を繋ぐ役割を持ちます。

効果的な企業戦略の立案に、明確なビジョンと適切なKPIは欠かせないのです。

以下では、それぞれの構築方法について、解説します。

企業戦略におけるビジョンの構築法

まず、ビジョンを構築するためには、企業の核心価値や使命を明確にします。

企業の存在意義や社会的な役割を練り上げ、長期的な目標を設定します。

次に、企業のステークホルダーと共に、未来像を共有し、共感を得ることも重要です。

これにより、全員が同じ方向を目指せるようになります。

さらに、ビジョンは具体性が求められます。

抽象的な概念ではなく、具体的な目標や成果を描くことで、社員たちが日常業務において自分の役割を理解し、行動しやすくなるからです。

ここまでのステップでビジョンを作りこめば、全員が一体感を持ち、企業全体の力を引き出せるようになります。

具体的なKPI設定の方法

具体的なKPIを設定するためには、まず企業のビジョンと戦略目標を明確にします。

ですから、順番としては、まず上記で解説したビジョンの策定が先決です。

次に、各部門やプロジェクトごとに必要な指標を選定します。

たとえば、売上高、顧客満足度、プロジェクト完了率などです。

ここで注意すべき点が、各指標は達成可能であり、かつ挑戦的な目標でなければなりません。

設定したKPIを定期的に測定し、分析するプロセスも重要です。

データを収集し、進捗を把握することで、戦略の修正や改善を行いやすくなります。

この修正や改善を行いやすくするためにも、柔軟性も大事にしてください。

市場環境や企業の内部状況が変わる中、KPIも進化させなければなりません。

常に最新の状況に対応した戦略を維持するためにも、研ぎ澄ませながらも柔軟なKPIを設定しましょう。

経営戦略と日常業務を連携する

ビジョンとKPIの策定が完了したら、次は経営戦略を明確にして、全員に伝えていきます。

ここで戦略が抽象的で曖昧だと、社員たちは具体的な行動を取りにくくなります。

そのため、戦略を具体的にし、明確なタスクや目標を設定して社員に伝えてください。

さらに、戦略を実行するための具体的な行動計画を策定します。

このとき、各部門やチームごとに役割を明確にしておきましょう。

全員が自分の役割を理解し、協力して目標達成に向かえるようになるためです。

また、日常業務の進捗チェックや修正なども忘れないようにしましょう。

これにより、経営戦略が実効性を持ち、企業全体の業績向上に繋がっていくのです。

経営戦略の鍵はビジョンとKPIから

経営戦略の鍵はビジョンとKPIから

経営戦略を強固なものにするには、ビジョンもKPIも必要です。

しかし、この構造に気づいている企業は少ない傾向にあります。

多くの企業は、「ビジョン=組織力向上」と考えているからです。

ただ、今回解説したように、ビジョンとKPIを繋げて考えることにより、経営戦略まで落とし込めます。

そして、その最初の軸となるのが「ビジョン」です。

ぜひ、このビジョンの重要性を理解して、洗練されたビジョンを策定してください。

もしビジョンの策定に悩まれた場合は、弊社にご相談ください。

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