ビジョンを明確に共有し、一丸となって目標に向かうチームはとても強い組織になります。
そのためには、何をすべきでしょうか?
そこで本記事では、「ビジョンを軸にチームを強くする」方法について解説します。
従業員一人ひとりが活き活きとした職場を作るための参考にしてください。
ビジョンを共有する重要性
チームが一致団結して目標に向かって進むためには、ビジョンを共有することが非常に重要です。
ビジョンを従業員全員が理解し、共感することで、個々の行動が大きな力となります。
さらに、ビジョンが明確であればあるほど、メンバーは自らの役割を認識し、責任感をもって行動するようになります。
ですから、チームビルディングにおいてビジョンは必要不可欠といっても過言ではありません。
以下でより具体的に、ビジョンとチームビルディングの関係性について解説します。
ビジョン共有はチームビルディングの起点になる
ビジョンの共有は、チームビルディングを成功させるための起点になります。
チーム内で共通理解を深めることで、メンバー間の信頼関係が築かれ、それぞれがチームに貢献する意欲が湧いてくるからです。
たとえば、新たなプロジェクトをスタートする時、メンバー全員でビジョンを共有し、それを基に役割分担を決めることで、誰もがその達成に向けて効率的かつ積極的に動けるようになります。
ビジョン共有はあらゆる段階でチームの結束力を高める鍵になるといえるでしょう。
コミュニケーションがビジョン達成のチーム力を向上させる
ビジョンを軸にチームを強くするためには、それぞれのメンバーが対話を行える環境づくりが不可欠です。
優れたコミュニケーション能力があるチームは、困難に直面してもそれを乗り越え、結束力を高めることができるのです。
では、ビジョン達成に向けてどのようなスタイルを持つべきなのか、以下で解説します。
多様性を受け入れる
チーム内に多様性を受け入れるコミュニケーションスタイルを確立しましょう。
多様性を受け入れるチームは、組織のイノベーションを促進し、ビジョンを軸に活性化させるために不可欠です。
多様なバックグラウンドを持つメンバーがそれぞれのスタイルで意見を出し合うことで、一つの問題に対して多角的な視点を持つことができます。
多様なコミュニケーションは、チームの創造性や革新性を高めると共に、ビジョン実現に向けた共通の理解を築くことにつながるのです。
リーダーが果たすべきビジョンの伝達
チーム内のリーダーは、ビジョンの伝達を大切にしなければなりません。
なぜなら、リーダーがビジョンをしっかり伝えられなければ、メンバーのモチベーションに繋がらないからです。
ただし、ビジョンを伝える際には、単に方針を伝えるだけではなく、チームメンバーにそのビジョンを理解し、共感してもらわなければいけません。
では、具体的にリーダーがどのような行動をとるべきなのか、以下で解説します。
リーダーに求められるビジョンの明確化
リーダーは、ビジョンを具体的な言葉で表現し、繰り返し伝達するようにしましょう。
抽象的な言葉だけで伝えてしまうと、メンバーに腹落ちしません。
「なんだかリーダーが一人で頑張っている」と印象で終わってしまうかもしれません。
このように他人事と捉えられないように、リーダーは「理解してもらう」を念頭に置いた伝え方の工夫をしましょう。
リーダーとしてのロールモデリング
リーダーは、チームのロールモデルとして動かなければいけません。
リーダー自身がビジョンに沿った行動を示すことは、メンバーにとっての模範となります。
行動一つひとつが、チームの行動規範と文化を形成していくため、リーダーは常に自己の行動を意識し、高い倫理観と責任感を持ってふるまわなければなりません。
ビジョンを軸にチームを作る
正しいビジョンを策定すれば、チームビルディングにも効果的に使えるようになります。
ただし、シナジー効果を生むためには「正しい知識で策定したビジョン」「ビジョンを軸とした適切な動き方」が大切です。
単に「ビジョンを作った」「チームを作った」だけでは、何も生まれないので、今回の記事を参考にしながらビジョンの策定やチームビルディングをおこなってみてください。
ビジョンの策定においては、弊社で「ビジョン・ブラッシュアップ」研修をおこなっておりますので、そちらもご検討ください。
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