【社風改善】お金も時間もかけずに、心掛けだけで実施するなら

 社風改善をしようと考えると、サーベイを実施し、改善点を絞りこみ、費用をかけて対策しようとする会社は多いものです。もちろんこれはお勧めしますが、その費用と手間を考え実施するのが、数年に一度となり、二の次の対応として忘れられがちです。こうなると他人事となり、社風改善は人事や広報がすればいいのではと考えだします。これではもったいない。現場の方たちの心掛けひとつでできるお手軽な社風改善もありますから。お金も時間もかけずにすぐ始められる社風改善方法を3点お伝えいたします。

目次

1.あいさつ+一言

 おはようございます!お疲れさまでした!このようなあいさつは気持ちがいいものです。せっかくだからより明るく元気なあいさつを徹底させようとする会社もあります。もちろん元気なあいさつはいいものです。しかしときには「明るく元気にあいさつする」ことに意識がいき、相手への意識が薄まることもあります。矢印は自分より相手です。あいさつは自分を奮い立たせるだけでなく、相手にもエネルギーをプレゼントできる機会でもありますから。
 そこでお勧めしたいのが、「あいさつ+一言」。プラス一言、皆さんはどんな言葉が思い浮かびますか。どんな一言をかければいいのでしょうか。「それは相手によって違う」そうです。その感覚が正しいと思います。「おはよう」は、朝なら万人に対応できてしまう簡易的な言葉。誰にでも同じ言葉で済むため、ありがたみが薄れます。しかし相手に合わせたプラス一言は、もはやあいさつではなく、ギフトです。

 「あれ髪型変わった?」「朝から良い表情ですね。何かいいことあったのですか」「今日の商談はよろしくね」「昨日は遅くまでありがとうございました」「昨日のプレゼンは良かったね」などなどシチュエーションに合わせて変えられます。この一言は相手を注意深く観察しなければできないものです。そしてもう一つ大切なのが興味を持つということ。人は興味を示してもらえるとうれしくなります。そしてよりよい興味関心を示してもらえるよう、自分自身を良い方向へ変化させようとします。その反対はもちろん無視。昨日遅くまで働いたにかかわらず、今朝もがんばって早くから会社に来たけど、何も言われなかった・・・(疲れていたしお客様先に直行すればよかった、次からはそうしよう)と心の中で思われているかもしれません。あいさつ+一言。シンプルですがとてもパワフルな効果がでるので貴社でも実施されることおすすめします。

2.怒っている人を優先させない

 やりたい仕事は山ほどある。舞い込む仕事も次々にくる。そんな中で、仕事の優先順位をどのようにつけていますか。中期経営計画に沿って。プロジェクト会議で決めた工程表を意識して。重点顧客から。私が以前所属していた7つの習慣フランクリン・コヴィーでは重要だけど緊急じゃないものを大切にという考えがありました。
 でも現実はどうでしょうか。依頼は一気に入り込むもの。のんびり判断したのちに、優先順位を一つずつつけようと考える時間さえないものです。そうすると無意識のうちに「怒っている人を優先させてしまった経験はありませんか」えっ怒ってる。相当急ぎで対応しないと大変なことになりそう。後でぐちぐち言われるのも嫌なので、優先して対応しよう。私はこの考え方は間違っていると思います。
 怒っている人を優先すると、依頼した側も怒れば優先対応してくれるんだと、悪い学習をします。「よし次からも怒っているふりをしよう」と依頼のたびに怒ることが定着します。社長がこれをやりだすと、部長も真似をしだし、課長も真似て・・・と連鎖していきます。もちろん上から下だけでなく、横へ横へと伝染していきます。怒る人が増えたら良い社風など築けるはずもありません。だからこそ怒っている人は優先すべきではありません。事実と影響度合いを考え、優先順位を決めるべきです。怒ったからといって優先してくれるわけではない。これをとにかくわかってもらう必要があります。
 【社内で怒っている人を優先させると社風が悪くなる】このテーマで一度話し合ってみてはどうでしょう。これには多少時間がかかります。しかし怒ることがいかに悪影響で、はずかしいことなのか理解できれば、怒って業務を優先させようとする人は減るはずです。

3.他者への感謝投稿

 〇〇さんに聞いた、導入トークを真似てみたらうまくいきました。
 〇〇さんのオンライン商談のコツの投稿さっそく実施してみました。そしたら〇〇な結果に。
 などなど社内の皆が閲覧できる場所へ投稿するのは有益です。slack、セールスフォースのチャターなどへ感謝の言葉を投稿する。これは想像以上に有効です。良い投稿には、社風を良くするためのエネルギーがあります。
・自分のやり方が評価されている
・誰かの役にたっている
・次も皆の役にたてる投稿をしよう
 でもこれ、簡単じゃないです。投稿をしてもコメントがつかないという経験、皆さんもありませんか。誰かの投稿に対して、皆がたくさんコメントしていたら、それはもはや社風が、すばらしくできあがっている会社だ。うちには無理だ。そう思われるかもしれません。3つのポイントは導入しやすさの順番になります。1つ目は意識すれば、すぐにでも始められます。2つ目は多少勇気がいります。最後の3つ目は難易度が高い。1と2ができてないと難しいかもしれません。1はプラスにする。2はマイナスをなくす。3はどちらの意識も重要になります。社風を改善していきたい。働く社員同士尊敬しながら、ともに高めあっていきたい。3はそのような機運が高まってきてから始めてもよいかもしれません。

まずはうちの社風を社員がどう思っているのか知りたい。でも値段の高いサーベイ導入は難しそう。そのような方は石垣までご連絡ください。お金をかけずに診断できる【社風診断サーベイ】を差し上げます。ご連絡はお気軽に。
【連絡先】
株式会社comodo
石垣 敦章(イシガキ ノブタカ)
080-3574-4261
n.ishigaki@comodobiz.jp

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