皆さんは権限委譲をどのような意味で捉えていますか。
権限委譲とは、適切な仕事の割り振りを通して、その人の力を引き出すことです。
では、メンバーの力を発揮させるためにはリーダーはどのようにアプローチしていけばよいでしょうか。
状況対応型リーダーシップ
相手の状況に応じてリーダーシップのスタイルを変えていくことが重要です。
これを、状況対応型リーダーシップと言い、どのように仕事を割り振っていくのか、二軸で考えます。
(引用著書:新1分間リーダーシップ引用 著者:ケン・ブランチャード/パトリシア・ガーミ/ドリア・ジガーミ)
指示型・コーチ型・援助型・委任型に分けアプローチすることができます。
多くの場合、新しい仕事を割り振るときに、指示型から行っていくと言われています。
やる気を尊重しながらも適切な指示を与えることが必要です。
しかし、メンバーの能力がまだ追いついていないため成果が出ないことが多く、徐々にモチベーションは落ちるため、アプローチをコーチ型に移していきます。
能力が高くなり成果が出てくると、メンバーのモチベーションも上がってくるので、最終的に委任型ということで、仕事を割り振っていくことができます。
メンバーの状況がどこにあるのかを把握し、適切に割り振っていくことが重要です。
アプローチするうえで重要なこととは
ここで気を付けたいことは、どのようなスタイルで仕事を委任してくか、メンバー本人と話し合い、合意をとった方が良いということです。
その際、失敗するようであれば、メンバーが納得したうえでスタイルを変更していきましょう。
メンバーの能力・やる気に合わせて、適切な形で仕事を委任することは、メンバーの能力を上げていくことにもなります。是非、メンバーに必要なアプローチを実践してください。
動画では、状況対応型リーダーシップの表、委任方法(問いかけ方)を具体的に説明しています。
是非、ご覧ください。