あなたは部下にフィードバックを行うときにどのように感じますか。相手の耳の痛いことを伝えなければいけない・・言いにくいなぁ、逆ギレされないかな。相手に変わってもらわなければいけない・・変えることなんかできるだろうか。そもそもそんなことをする時間がない・・・日々の業務で手いっぱいだ。何をどう伝えれば良いだろうか。どちらかといえば、ネガティブマインドで取り組むことが多いのではないでしょうか。
多くの企業は、フィードバックは年末の面談や6か月毎の定期面談で等、あらかじめ決められた日時で行っているようです。
しかしこれはフィードバックではなく、どちらかというと「評価」になっていませんか。
フィードバックは本来、より良い結果を生み出すための情報伝達でありその過程で受け取る側の成長を支援することも重要です。
部下の行動に対しての情報や意見をありのまま伝え、更に部下がその行動に対して振り返りを行い今後の行動に変化を起こすことへの支援まで行わなくてはなりません。
年に1~2回行ったところで、成果に繋がりにくいでしょう。
即時にフィードバックが理想
フィードバックはトラブルが起きたら時間を空けずに行うほうが、効果が高まります。時間が経つにつれ、問題が大きくなったり、フィードバックをする側も伝えるべきことを忘れてしまいます。受け取る側は一人で抱えてしまう、或いは気づかずに過ごしてしまうなんてことも考えられます。「鉄は熱いうちに打て」とありますがまさに、フィードバックも同じです。フィードバックが短時間に終わることはありません。とにかく時間もかかります。
なぜなら
相手に響く言葉で伝え、相手の行動変容を促し、それを成果に繋げるのですから。ただ、即時にフィードバックと言っても注意しなくてはいけない点があります。それは行き当たり、ばったりにならないことです。根性論を諭すだけでは効果はありません。部下の行動をしっかり観察し、現状を把握、部下が腑に落ちる言葉で伝え、最後の立て直しまで支援することを忘れないでください。
そして必ず脳内でロープレしてくださいね。
フィードバックの技術は、すぐにできるようになることはありません。
何度も経験すること、ロールプレイングを行うことで、即時フィードバックができるようになると良いですね。
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