共通点に意識が行き過ぎると成果が小さくなる

【趣味の一致を探る】
えっ自転車が趣味なんですか。奇遇ですね私もなんですよ。ついうれしくなりますよね。共通点は親近感をうみだします。人と接する仕事が多い方は、あえてお客様と自分との共通点を探しがち。お互いに関心を示し話が盛り上がる。そのためどんどん話を掘り下げる。今までどんなところ走られました。今度一緒に走りましょう。こうして同じ共通点をきっかけに人間関係が構築、固定化される。これは悪いことではありません。人生を充実させますから。

【仕事の特性においても一致を探る】
趣味だけでなく仕事の特性についても共通点を探っていませんか。売上をつくるのは、なんだかんだで結局は深い信頼で結ばれた人間関係だ。関係構築にこそ力を入れるべき。人の特性を4つに分ける弊社サービスのバークマンでいうところの「関係構築型」の方です。ちなみに私はこのタイプ。仕事の成果をあげるのは何もこのタイプのみではありません。でも関係構築型の上司は関係構築型の部下を高く評価しがちです。指導するにも自分と同じ特性を持つ部下に長く時間を使いがち。まるで同じ趣味の人と行動を共にするかのように。でもこれは仕事においては成果につながらない原因になります。

【第二次世界大戦で実証済み】
バークマン・メソッドは 60 年以上前から世界中で 200 万人以上が受講しているアセスメントツールです。第二次大戦中の空軍に所属していたバークマン氏が、エリートの集まりである空軍パイロットが実際の戦闘に入ると機能するチームとそうでないチームが出てきてしまうのはなぜか、という疑問を抱いたところから始まっています。どのパイロットも甲乙つけがたいエリートであり、体力・知力・気力に申し分ない。にもかかわらず、違いがでてしまう現実をバークマン氏は研究し、人間の深い部分にあるMotive(根本的な動機や自分を形成している部分)が異なっていて、これは学歴や職歴などでは変わりようがなく、本来自分が持つ特性(生来特性、持ち味)は人それぞれ異なっていて、ここから違いが生じていることを発見しました。バークマン・メソッドの特質すべき点は、この手法は心理学に基づくものではなく、あくまでも多様性を認識するツールであると言っているところです。この方法では、人に優劣をつけることはできません。どれもが正解であり、人それぞれの違いに優劣はなく、それを認めるためにあります。

【高い成果がでたチーム】
高い成果がでたチームは異なる特性同士で構成されたチームでした。そして成果がだせなかったのは、同じ特性ばかりで集まったチームでした。その特性をバークマンでは以下の4つに分けています。企画立案型、関係構築型、実行促進型、管理運営型。

【4つの分類で考える】
仕事で成果をだすためには共通点ではなく、相違点にこそ意識を向けるべきです。相違点がある人同士が仕事をするため、成果が大きくなる。4人同じ特性のチームでは4人分の仕事しかできないのが4人皆特性が異なると8人分の仕事ができる感覚です。ただここで注意が必要ですが、理念や価値観の話はしていないということです。価値観がまるで違う人同士では仕事が進まないですし、そもそも一緒に仕事したくないでしょう。血眼になって自分と異なる点を探しに行っても辛くなるだけです。よって相違点を発見するためには絞り込んだ分類が必要になってきます。成果をだすチームという観点で人をどのように分類すればよいか。自社でリサーチしたら費用が心配です。とはいえ、数千万円程度のリサーチ費用では信憑性が欠けます。米国空軍という軍事費をかけたリサーチ結果はどんな分類をしたのか気になると思いますので下記に画像を貼り付けます。

いかがでしょうか。とてもシンプルでわかりやすくないですか。米国空軍とか聞くとものすごく知的で理解困難な内容かと心配になります。ですがこれなら戦闘機の操縦ができなくとも活用できます。ビジネスで活かすには再現性が重要です。再現性があるからこそ成果につながるのです。
4つの特性のより詳しい説明を知りたい方は下記申込みフォームからご連絡ください。
※資料名:バークマン概要

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