エンゲージメントというと絆や、愛着心などと訳され、従業員のエンゲージメントが高まれば、仕事にも熱心に取り組み、チーム力にも左右すると言われています。では自分の部下がどれだけエンゲージメントが高いのか。どのような質問をして図るものなのか。
ADPリサーチ・インスティチュートが2019年に世界の勤労者19,000人以上にエンゲージメント・エベルを測定し、人材の引き寄せとつなぎ留めに最も効果的と思われる要素を割り出しました。
以下の8つの文章を読み、同意する程度を「まったく同意しない」から「完全に同意する」まで5段階で評価してもらいます。
- 私は、会社が掲げる使命に対して心から貢献したいと考えている。
- 仕事上で、自分に期待されている事を明確に理解している。
- 所属チームのメンバーと価値観が共通している。
- 仕事で毎日、強みを発揮するチャンスがある。
- チームメイトが私をサポートしてくれる。
- 優れた仕事をすれば、認められることがわかっている。
- 会社の未来は明るいと強く信じている。
- 仕事では常に、成長が求められている。
重要なのは回答者が上司や、会社を直接評価するのではなく、回答者自身の感覚と体験だけに限られていることのようです。信頼できるデータを集めるためには、質問を回答者の経験に絞る必要があるということですね。
質問数が8つでシンプルなのも実施しやすくて、現場の改善に活用しやすいです。
エンゲージメントを上げるには、チームの一員であるという実感が欠かせません。ADPRIのデータから最高のチームにするには5つのポイントがあるとしています。
①信頼関係を重視する
②目配りを感じさせるチーム
③ともに学ぶ
④どこで働くかよりも誰と働くか
⑤あらゆる仕事をギグワークのようにする。
チームリーダーがこれらを気にしながら、個人ニーズと組織ニーズを結びつけ、エンゲージメントを高めていきましょう。