リーダーシップを高める４つの特徴

2021年9月6日

リーダーシップを高める４つの特徴

リーダーシップと聞いて皆さん、何を連想しますでしょうか。
このリーダーシップという言葉、色々なイメージをされる方が多いと思います。
ピーター・ドラッカーはこのような定義をしています。
リーダーシップとは組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に確立することである。
リーダーとは目標を定め、基準を定め、それを維持するものだ。

つまりリーダーシップとは簡潔にいうと組織の方向性、チームの方向性をしっかりと定める人。
一般的なイメージは、なんとなく周りに影響を与える人、周りを引っ張っていく人。
そのようなイメージがあるかと思いまが、
リーダーはしっかりと方向性を明確にする人、考え抜く。
これが大事です。リーダーシップと並行してよく使われる言葉でマネジメントという言葉があります。リーダーシップとマネジメント。何が違うのでしょうか。

リーダーシップとマネジメントの違い

一般的にはこのように言われています。
マネジメントは目標達成のため、主に上司が部下に対してあらゆる施策を行うこと。
マネジメントは肩書が無いと発揮することができない。
それに対してリーダーシップは肩書が無くとも発揮できる。
たとえ新入社員でも周りに影響を及ぼしながら、
しかるべき方向に進んでいくことができるように人々を導いていくことができる。

リーダーシップを高める４つの特徴

ではこのリーダーシップ能力の高い人はどんな特徴があるのでしょうか。
皆さんの周りで尊敬できるリーダーはどのような人でしょうか。

①周りの人たちに信頼されている

一つ目は周りの人たちに信頼されていることです。
あの人は肩書があるから仕方なく従う。
あの人に従わないと自分の評価が低くなる。
あの人に逆らうと、この組織にいれなくなる。仕方がないから従おう。

そうではなくあの人は信頼がおける。
あの人と働けるのは自分にとって大きな特権だ。
あの人の言うことならやってあげたいと思う。
そのような信頼を勝ち得ている人です。
そして周りに信頼されるだけでなく、そのリーダー自身が周囲の人を信頼している。
そのような人が優れたリーダーです。
人は何かを任せるときには、心の中に思いを持っており、
そしてメンバーがちゃんと責任をもってやり遂げることができる。
そのように信頼して任せることができる人。
人は信頼してくれた人に対して、必ず、なんらかの答えを渡したいと思うもの。
そのようにお互い信頼を築ける人。
これが優れたリーダーです。

②言っていることと、やっていることが一致している人

そしてもう一つ。どんなリーダーについていきたいのか。
それは、言っていることと、やっていることが一致している人です。
誠実さという表現になります。
言っていることが立派でも行動が伴っていない。
あるいは人前では立派なことを言うが、いざというときに逃げてしまう。
すぐ手のひらを反すようでは、警戒してしまって、
その人と安心して仕事をしていくのは難しくなります。

③コミュニケーション能力が高い

そしてもう一つ。コミュニケーション能力が高いということ。
自分が何を考えているのか。これからどちらの方向に進もうとしているのか。
そしてそのために何をすべきなのか。
それを理路整然と人々の心に響く形で伝えることができる。
そして自分が話すだけでなく、相手の話もしっかり受け止める人です。
人というのは自分の意見を聞いて欲しいという思いを持っています。
一方的に「会社の方針だからやれ」と言われても、納得することができる人は少ないと思います。
なぜこのような方針なのか。
しっかりとコミュニケーションをとって、自分の持っている疑問や疑いに対して、
納得できる形で説明して欲しいと思っている。
しっかりと受け止めることができる人は、リーダーシップが高いと言えます。

④決断力がある

難しい状況に置かれたとしてもしっかりと決断ができるということ。
リスクをとって、最善の打ち手をとっていく。
ちゃんと決断を下せることが大事。
決断した結果を、責任をもって引き受けることがリーダー特質として求められます。
自分が好まない成果がでたときに、うまいこといって、周りのせいにして逃げるリーダーもいます。
ではその人に周りの人が安心してついていくことができるかというと、
それは非常に難しいかと思います。
自分のやったこと、そして自分のチームが行ったことに対してリーダーが
最終的に責任をとっていくことができる。これが大事になります。

リーダーは周りに影響を及ぼしながら、
メンバーが安心してついていくことができるように導いていく。
それがリーダーシップで大切なことです。
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