フィードバック

フィードバックをする3つの目的と大切な要素とは

皆さん、フィードバックをしたことも、受けたこともあるかと思います。
そもそも何のためにフィードバックをするのでしょうか。

目次

フィードバックをする3つの目的

①目標を達成するため

現状から目的地に向かって歩んでいる中で、起動がずれてしまった。
そのようなときに元の軌道に戻していく
そのようなときにフィードバックをします。

②人材育成のため

その人自身が今持っている強みを伸ばすため、どのようにしていけばいいのか。
問題や、弱点を克服するためにどうすればよいのかをフィードバックしていきます。

③モチベーションを高める

モチベーションが下がっているときはすぐにでもフィードバックをすべきです。
今、がんばれる力を与えるために。
そもそもフィードバックすること自体がモチベーションアップにつながるものです。
人は誰にも見られていない。誰にも関心を持たれていない。
そのように感じるとやる気が無くなります。
フィードバックすることで、関心を持たれていると感じてもらえます。

フィードバックで大切な要素

3つの目的に共通して大切なことは、事実状況の確認と、行動の変容を促すことです。
ただ言いっぱなしにするのではなく、適切に行動できるように働きかけていくことがフィードバックの目的です。原則として良いフィードバックであったとしても、悪いフィードバックであったとしても、即時に伝えることが大切。
なぜなら、適切な行動をとった人にこれからも習慣づけし、
適切な行動をくり返して欲しいから。
あるいは良くない行動を修正して欲しいからです。


即フィードバックしないと、自覚することが難しくなります。
半年前の行動の評価をされても、
自分の行動のどこが良かったか、悪かったかを振り返ることは現実的に困難。
そのため、フィードバックは即、行うことが大原則。
フィードバックを受ける相手に、フィードバックの意図を伝えることも大切。
何のために、どのような気持ちでフィードバックをするのか相手に伝える。
ネガティブなフィードバックをするときに、リーダーが怒っていると委縮してしまいます。
メンバーを責めるためにフィードバックをするのではなく、
お互いに協力をしながら、成長し、成果を出し喜ぶことができるように、
フィードバックをしたいと意図を伝えることが大事。
意図を伝えたうえで、行動や事実状況を伝える。
こういう行動をしており、こう感じたと。
自分の推測ではなく事実を。
そのうえでどのようなアクションをするか、お互いに協力をしながら見つけ出します。
そしてその人がしかるべき行動をとれるようにサポートしていく。
これがフィードバックの流れです。
大事なこと、土台になることは双方向コミュニケーション。
何かを相手に伝えたいので、時間をとるわけです。
つい、自分が伝えたいことを伝えたくなってしまいます。
頭ごなしに言われると、人は反発したくなる。
あの人は何もわかっていない。私の話を受け止める姿勢も無い。
そうなると理にかなったフィードバックをしたとしても相手は心を閉ざし、それが届かなくなります。自分の言いたいことをいったんわきに置いといて、相手の話を受け止める。
同意する必要はありません。相手の話を受け止めるという姿勢を持つことが大事です。
相手の言いたいことをちゃんと伝えることができれば、
私のことをちゃんと理解した上でフィードバックをしてくれている。
そのような安心感を持つことができます。
フィードバックはできるだけ具体的に伝える。
一生懸命がんばっているね。その調子でがんばって。
そのような薄いフィードバックをするリーダーもいます。
よく頑張っているとは、どこががんばっていると感じているのか。
その調子でがんばってとは、どの調子でやっていけばいいのか。
それを具体的に頭の中で想像することができない。
だから具体的に伝えることが大切。そして、大事なことは事実、状況を伝える。
行動に対してフィードバックを与え、人格に対してフィードバックを与えるものではありません。
フィードバックをするときに気を配って欲しいのは環境です。
特にネガティブなフィードバックのときは周囲に人がいないときにすべきです。
人は他の人が見ているところで、ネガティブなフィードバックを受けることを嫌悪します。
そして、周りの人にも自分がそのようにみられるのではないかと不安になります。
安心して話せる場をつくることが大事。
このフィードバックを効果的におこなっていくのに大事なのは、普段からの信頼構築
リーダーだからフィードバックの時に話を聞けと言われても、信頼関係が無いと難しい。
日頃から信頼をつくっていくことがフィードバックで重要なことです。

YouTubeにて動画公開中

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