明確なビジョンとはどのようなものか?策定するポイントは?

明確なビジョンとはどのようなものか?策定するポイントは?

ビジョンを策定するにあたって「ビジョンを明確にしましょう」と聞いたり教えられたりした経験があるかと思います。

しかし「明確に」という言葉を、なんとなくのニュアンスで受け止めていませんか?

なかには以下のような疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。

「どんなビジョンが『明確』と言えるのか?」
「明確なビジョンにするメリットはあるのか?」

本記事では、上記の疑問について解説します。

「明確なビジョン」は策定する際の基本と言えますが、基本だからこそしっかりと理解しておきましょう。

目次

明確なビジョンが従業員のやる気に直結する

明確なビジョンが従業員のやる気に直結する

従業員のモチベーションを向上させるためには、会社のビジョンは必要不可欠です。

なぜならビジョンのない会社では「お金を稼ぐこと」を目的として働いてしまうからです。

ではお金が目的になってしまうとどのようなことが起きるのか?というと以下のような事態が想定されます。

  • 待遇の良い会社に容易に転職を考えてしまう
  • 一つひとつの仕事が雑になる

上記のようなモチベーションの低下は、会社からみれば「自分で管理してほしい」と思うかもしれません。

しかし上記のような気持ちにさせてしまうのは従業員のせいではありません。間違いなく会社の責任です。

ではそこで会社が何をすべきか?と言うと、ビジョンの策定なのです。

ビジョンを明確にすることで得られるメリット

ビジョンを明確にすることで得られるメリット

ビジョンを明確にするメリットは、従業員のモチベーション向上だけではありません。

以下の3つが変化するために会社の業績が良くなります。

  • 従業員の行動力
  • コンフォートゾーン
  • 部所間のコミュニケーション

以下で、それぞれがどのように変化するのかを解説します。

従業員の行動力が向上する

明確なビジョンを策定すると、従業員の行動力は飛躍的に向上します。

なぜなら、今まで何のためにおこなっていたのかわからなかった行動に対して意味をもてるようになるからです。

「このためにこの仕事をしている」
「どこを目指してこの仕事をしている」

という明確な理由があるだけで人の行動力は変わるものです。

ですから、明確なビジョンで「行動の意味」を伝える必要があるのです。

コンフォートゾーンが引き上げられる

コンフォートゾーンとは、自分が安心できる空間を意味する言葉です。ビジネス業界においては、自分にとって快適な領域のような意味を持ちます。

会社の業績をあげるには、このコンフォートゾーンを引き上げなければいけません。なぜなら、多くの人は過去の経験や体験をもとにコンフォートゾーンを作り上げるために、その先に進めなくなるからです。

そこで「ビジョン」が必要になります。

明確で大きなビジョンを会社が掲げて従業員がコミットしようとすると、ビジョン自体が自分のコンフォートゾーンになります。

これにより従業員全体のコンフォートゾーンが引き上げられ、業績も向上します。

部署間での対立が生じない

明確なビジョンを策定することで、部署間の対立が生じなくなり、業務が今までよりも円滑になります。

なぜならビジョンがない場合だと、部署によって目的がバラついてしまうからです。

それぞれの部署はどちらも自分たちが思う正しい目的に向かっていますから、衝突してしまうのは当然といえます。

一方で明確なビジョンがあれば、たとえ部署が違くても同じ目的に向かって進めるようになるのです。

その結果、部署間での衝突がなくなり、すべての業務が円滑にまわりやすくなります。

明確なビジョン策定のポイント

明確なビジョン策定のポイント

明確なビジョンは目標から逆算して考えていく方法が適しているといわれます。

しかし、目標から逆算するだけで「明確なビジョン」とはいえません。

そこで一つの大きなポイントとして「数字」を設定しましょう。

なぜなら数字にはぶれがないからです。

たとえば「モチベーションが高まっている」「頑張っている」のような定性的なものでは、1頑張っても10頑張っても同じ評価になってしまいます。これでは「明確」とはいえません。

対して定量的な数字を目標値に掲げれば、目指すべき場所が明確になり評価もしやすくなります。

必要なのは“明確”なビジョン

必要なのは“明確”なビジョン

企業に必要なのは、とりあえずで掲げるビジョンではなく「明確なビジョン」です。

明確でなければ、ビジョンを掲げることで得られるはずのメリットを享受できません。ただ掲げるだけの意味を成さないビジョンになってしまいます。

自社の業績向上のためにビジョンを策定するのであれば、ぜひ今回の記事を参考にビジョンを作りこんでみてください。

もし自社だけでビジョンの策定が難しい場合は、ぜひ弊社にご相談ください。

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