マイクロラーニング

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マイクロラーニングで学びを一口サイズへ

マイクロラーニングは一言で言えば「学習を短時間で行う」ことです。
なぜこのような学習方法が注目されるようになったのか。
企業側からすれば、以下3つが考えられます。

企業側から見たマイクロラーニングが求められる背景

①課題が人によりばらばら

以前なら階層別研修を実施し、部長向けには部長研修、新人向けには新人研修といった内容を実施し、全員ひとまとめに同じ研修を実施することがありました。
今はスピードが求められる中、必要な知識は役職に関係なく即、身に着けるべきです。
仮にSNSで集客をする必要があるとします。
その場合、書く能力が必要な人もいれば、継続する意義を見つける必要がある人、方針を定める必要がある人、DMでやり取りする対話力が必要な人もいます。必要な人に、必要な内容を、必要なタイミングで即提供する必要があるわけです。1日2日かける大がかりな研修は企画、準備が大変なので、個別ニーズがないがしろにされがちです。

②時間が合わない

オンライン会議も当たり前になり、急遽対応しなければならないことも増加しました。
クライアントからも、電話があり、明日空いている時間ありますか?と言われることもありますよね。そのため、受講者からも「明日の研修、夕方少し早めに抜けてもいいですか」なんて問い合わせがくることも。これが手短な時間でマイクロラーニングを行えば、その時間を外して、お客様とオンライン会議を調整することも可能になります。丸一日研修で予定が埋まることと、数分だけの時間ではお客様との日程調整のしやすさが大違いです。

③コストが合わない

研修を実施するために、現場に何度もヒアリングを重ね、研修の内容をつくり、テキストを作成し、ワークを考える。ここにかなりの時間とコストを費やすこととなります。これは数日がかりの研修だからこそ発生するもの。これらの手間があり実施時期も遅くなりますが、タイミングの逃すより早めに実施した方が良い場合があります。鉄は熱いうちに打て!ですね。

人が学ぶ効果から見た、マイクロラーニングが求められる背景

①人が一度に記憶できることは少ない

人が一度に覚えられる情報量はわずかです。1時間の教育番組を見て、全ての内容を覚えている人はいません。たった1時間でさえ無理なのです。少しの情報しか入らないことは認知科学でも言われていることです。そのため情報を絞り、覚えられる範囲に限定することが重要になります。

②人の集中力は短い

人はどの位の時間集中できるのでしょうか。
小学校の授業は45分。大学の講義は90分。集中力を要する同時通訳者は15分経たずに交代します。せっかく研修を実施するなら、集中できる時間で効果的に実施したいもの。
マイクロラーニングは5分以内で終わらせる学習ですが、実施方法により効果も変わるので、5分にこだわらず、90分以内で実施内容を組み立てるのが現実的です。

学習を一口サイズに分ける

時間を短くすると言っても、1日、2日の研修内容を45分に短縮するわけではありません。
レストランのフルコースを一つの小皿に混ぜ合わせても、喜ばれないのと同じですね。
かといって、今日は食前酒、来週は付出し、
再来週は前菜というように、ただ分割すればいいわけでもありません。

どんな形式で実施すべきかを考え、絞ったテーマを実施することです。
形式例は下記の通りです。
講義スタイル、テーマについてグループ討議、相互コーチング、デモンストレーション、テスト、事例共有、動画を見て話し合う。

マイクロラーニングを実施することで、予算と、時間に縛られず、必要な人に必要なタイミングで即提供できるようになります。
マイクロラーニング実施の一例はこちら

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お気軽にご連絡ください。
株式会社comodo 石垣 敦章
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