法人・個人を問わず、ビジョンを掲げている掲げていない会社があります。
とくにフリーランスでビジネスをされている方の場合は、ビジョンを掲げていないケースがほとんどです。
であるならば、ビジネスにおいてビジョンは必要不可欠な要素ではないのでしょうか?
そこで、本記事ではビジョンとビジネスの繋がりについて解説します。
ビジネスにビジョンは必要か?
まず、ビジネスにおいてビジョンは必要なのか?を解説します。
経営理念やビジョン・ミッション・バリューに対して、否定的な方もいます。
では、実際にビジョンを策定していない法人・個人のビジネスがうまくいっていないかというと、決してそうではありません。
「ビジョンを掲げなくてもビジネスが成功するなら、手間をかけてまで策定する必要はないのではないか?」と思う人もいるでしょう。
そこで、以下でビジネスにおけるビジョンの必要性について解説します。
ビジョンと経営理念の違いについては、以下の記事で解説していますので、そちらも参考にしてください。
ビジョンは「あるべき」
ビジネスにおいてビジョンが絶対に必要か?と言われれば「ビジョンを掲げるべきですがなくても問題はない」という回答になります。
なぜなら、ビジョンがなくてもビジネスは進められるからです。
ビジョンがないからと言って、利益を出せないわけでも、取引先が見つからないわけでもありません。
ビジネスが成功するかどうかは、その会社・個人の営業力や技術力などのスキルが大きいので、そこにビジョンは大きく関わりません。
ですから、「ビジネスで稼ぐ」という観点から見れば、ビジョンはなくても構いません。
会社の規模によって必要
ビジョンを掲げる一つの目的は、従業員が同じ意識を持って同じ方向に進むことです。
ビジョンがなければ、従業員それぞれが別々の意識で行動してしまい、本来会社が達成したい目的に向かって進めません。
ですから、社長の声が一人ひとりに届かなくなるような従業員10名以上の規模感であれば、ビジョンを策定すべきです。
では、一人社長や起業時にビジョンが必要ないか?と言われれば、決してそうではありません。
起業時や一人社長でビジョンを決めるべき理由については、以下の記事も参考にしてください。
ビジネスとは何か?からビジョンの必要性を紐解く
ビジョンとビジネスの関係性については、ビジネスを紐解いていく必要があります。
ビジネスを「稼ぐもの」と定義するのであれば、ビジョンの必要性はないからです。
上記でも解説したように、ビジョンがなくてもビジネスで利益を立てられます。
しかし、ビジネスは「ただ稼ぐ」ものではありません。
ビジネスは「社会貢献」
ビジネスとは、「社会貢献」です。
どのようなビジネスも、社会貢献できているからビジネスとして成り立ちます。
仮に、誰も喜ばない事業をしていれば間違いなく利益を上げられません。
上記を前提にするのであれば、ビジョンは必須だと言えます。
なぜなら、「社会貢献を果たすための会社としての目標」になるからです。
社会貢献を前提におくのであれば会社の規模に関係なくビジョンを掲げるべきです。
ビジョンを掲げることで、「会社の必要性・個人としてのやりがい・ステークホルダーからの信頼性」を強化できます。
ビジョンの策定がビジネスレベルを上げる
ビジョンの策定は、法人・個人を問わず、ビジネスレベルを上げるために必要です。
解説したようにビジネスを「ただ稼ぐもの」だと考えているなら、経営理念やビジョンなどを掲げる必要はありません。
しかし、ビジネスとは「ただ稼ぐもの」ではなく、社会的意義があります。
この社会との繋がりをより深くするものが、ビジョンです。
なかには「とにかく利益を出せれば良い」と考える方もいると思いますし、決してその考えも間違いではありません。
ただ、ビジョンを策定するなかで自社が社会に与える影響を考え直すことで、ビジネスレベルは確実にアップします。
弊社ではそんな志の高い会社のサポートができるように「ビジョン・ブラッシュアップ」研修をおこなっております。
ビジョンの必要性を感じているのであれば、ぜひご相談ください。
株式会社comodo
石垣敦章(イシガキ ノブタカ)
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